広報BLOG
2020.02.14
【特別対談:松本真尚氏×高松雄康】Vol.2
 「テクノロジーを通じて、“人間の進化”に挑戦する」

松本真尚氏(株式会社WiL 共同創業者・ジェネラルパートナー)

髙松雄康氏(株式会社オープンエイト 代表取締役社長兼CEO)


 

<Vol.1からの続き>

 

テクノロジーを通じて、“人間の進化”に挑戦する

 

松本髙松さんの強みは、自分の信じる世界観を持っていることだと思うんです。WiLの目的は、日本から世界的なベンチャーや産業を興そうと挑戦する人たちが活動しやすいよう環境を提供し、サポートしていくこと。

前提として、携わるなら「面白いビジネスでないと!」と僕個人は思っているんです。おたがいの胸襟を開いて、2時間でも3時間でもビジネスを語り合える起業家と一緒に仕事をしたい。面白い思考やヴィジョンをもった起業家を応援し、新たなマーケットやビジネスを一緒につくるのが僕の投資スタイル。その流れが、日本のベンチャーを活性化させ、日本のイノベーションを促進してくことに繋がると思っています。

 

髙松やりたいと思ったことが、スキルがないとできない世の中って面白くない、と僕は思っているんです。偉大だと思うのは、例えばMicrosoft のビジネスソフト。エクセル、パワーポイント、ワードで、どんな人も鮮やかなプレゼンテーション資料をつくったり、複雑な計算がこなせるようになった。

VIDEO BRAINは、一部の専門スキルをもつ人にしかできなかった動画編集を、誰もが簡単にできるようにした。いわば“動画の民主化”を進めているんです。それによって、一部の大企業のみならず、地方の中小企業や自治体も動画を活用して、ビジネスを活性化できる。

これからVIDEO BRAINがビジネスシーンに浸透していくことで、広告のみならず、マニュアル、デモンストレーション、採用活動などあらゆるビジネスシーンに動画が入り込み、コミュニケーションを豊かにしていくと思います。

 

松本スマホでも一、二世代前の機種を立ち上げると、明らかに使いにくいと感じるじゃないですか。一度、表現豊かなリッチコンテンツに触れたら、人はもう元の世界には戻れない。そうやって人類は進化をたどってきたのです。

OPEN8の生み出したソリューションは、ビジネスの加速化、コミュニケーションの深化など世の中にさまざまな価値を提供しているけど、人間のプリミティブなニーズに応えたということが一番大きいと思うんです。そこはアメリカも日本も同じ。髙松さんは、その本質的な部分がブレない。

これからは、テクノロジーの進化と人間の進化が追いかけっこする時代になる。その時代を共に創っていけることに、僕らはとてもワクワクしています。