スペシャルコンテンツ 2020.02.14

【特別対談:松本真尚氏×高松雄康】Vol.1 
“AI×コンテンツテクノロジーの普及は、 コミュニケーションの未来をどう変えるか?”

SaaSビジネスの最前線に立つ二人のキーパーソンが、
動画コンテンツの普及がもたらすビジネスとコミュニケーションの革新的な変化、
そして、世界の様相をも変えていくヴィジョンを論じる。

松本真尚氏(株式会社WiL 共同創業者・ジェネラルパートナー)

髙松雄康氏(株式会社オープンエイト 代表取締役社長兼CEO)


 

リッチコンテンツが主流になる時代、

動画がビジネスを変えていく

 

髙松通信環境の大容量化、高速化を受け、企業から発信される情報はこれからますますリッチコンテンツ(動画)化されていきます。更にリアルタイム性とボリュームが求められていく。そのニーズにテクノロジーで応えていこうと、僕らが創り上げたのがインハウスAI動画編集クラウド「VIDEO BRAIN」です。

松本最初に髙松さんから構想を聞いたとき、これは新たなマーケットを創出するビジネスだと感じました。

数年前まで、動画を発信するのは一部の企業に限られていましたが、5G時代でネットワーク環境が進化すれば、すべての企業で動画を活用した情報発信が必須になってくる。そうした時代の趨勢の中で、VIDEO BRAINは彗星のごとく現れた。先行者優位という勝ちパターンにも見事にハマったと思います。

松本人口減がますます加速する日本にあって、多くの企業は動画制作に割ける人的リソースが乏しい。しかも、専門スキルが必要とされる分野だけに作り手は限られ、なにより企画から完成まで早くても1ヶ月はかかるのが現状でした。

それが写真やテキストを用意して、VIDEO BRAINにとり込めば、AIが最適な分析・編集をほどこして、あっというまにクオリティの高いカッコいい動画が完成する。しかも、代理店や制作会社のフィルターを介さず、製品やサービスをよく知っている社内の人間がやるのだからこれ以上の効率化はありません。

動画を早かろう安かろうでつくる方法は、探せばあるかもしれない。だけど、髙松さんがディファインした解決法が、質的にもスピード的にも僕は一番エクセレントだと感じました。

 

「コンテンツ×テクノロジー」で

世界を豊かにするのがOPEN8の使命

 

髙松OPEN8では今後、VIDEO BRAINで作った動画コンテンツを生活者に届け、そしてどんな行動変容をもたらしたのかまで分析して、次の企画につなげるプラットフォームの確立を目指していきます。

現時点で、テクノロジーで代替できないのは「企画」の部分です。ここは人の脳に依存している。それ以外の作業はテクノロジーで効率化できる。OPEN8のプラットフォームは世界に通用するものとなると考えています。

松本今、インターネットビジネスを日本だけで展開しようとしても成長の限界があります。GDPも伸び悩んでいるし、人口も減る一方で、日本のベンチャーはグローバルで戦わないと大きな伸びしろが望めない。

その点、企業の動画ニーズとそれを取り巻く人的リソースの不足は、先進国共通の課題でもあるわけです。ハリウッドでも動画編集できる人間は、そうたくさんいるわけではない。でも、5G時代にはユーザー全員がリッチコンテンツをより求めるようになる。クオリティが担保された動画コンテンツの潜在的ニーズは膨大です。

 

世界で戦っていくには、ローカライゼーションをどう考えるかも重要です。例えば、Yahooは「カルチャライゼーション」で攻めた。文化をその国に合わせてつくったからこそ、Yahoo Japanは成功したと思います。

その点、OPEN8は企画、つまりコンテンツの部分は、その会社の人、カルチャーを知っている人に委ねて、それ以外のクリエイティブ作業をAIでまかなうビジネスモデルを考えている。これが髙松さんが考える万国共通のプラットフォームの構造です。

これからOPEN8は、その仮説が正しいかを世界で検証する旅に出ようとしている。その向かおうとしている羅針盤の方向は、僕もおおむね正しいのではないかと思います。OPEN8の方針、髙松さんのヴィジョンを信じて、応援したいというのがWiLの立場です。

髙松世の中にある課題をどう解決するか――それが、僕らの存在意義だと考えています。そして、動画というコンテンツは、言葉や文化を超えて圧倒的に理解しやすく、感情にもダイレクトに訴えます。

インターネットに流通する情報量が増えたら、次は動画でなく体感、VR/ARの時代になることも十分に考えられる。あらゆる未来を想定して、それを含めたプラットフォームをつくる。「コンテンツテクノロジー」で世界を豊かにするのが僕らの使命です。

 

 

 

 

 

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