創業10周年のご挨拶

高松 雄康代表取締役社長兼CEO

「人の気持ちを動かす質の高い情報を体験できる世界を目指して」
このビジョンを掲げてから、今日でちょうど10年。たくさんの方々に支えられ、応援していただいたおかげで、この日を迎えることができました。

日頃から弊社のサービスをご利用いただいているお客様をはじめ、成長にコミットし、苦楽を共にしてきた社員とそのご家族・ご友人、株主の皆様、そして弊社に関わってくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます。

10年前の今日、私は40歳という人生の節目に、「いつの間にか当たり前になっていること」の中に、大きな社会課題を感じていました。
それを解決する一歩として選んだのが、起業という道でした。

私たちの生活に欠かせないインターネットの世界には、真偽の定かでない情報が溢れ、どのサイトを見ても似たようなネタばかり。
ユーザービリティや効果を損なう広告も常態化し、そして何よりも、自らがその環境の中でマーケティングに携わっていたことに、使命感を持てなくなっている自分に気づいたことが、起業の大きな動機となりました。

「質の高い情報やコンテンツを創造し、きちんと届ける仕組みがあれば、もっと世の中を豊かにできるのではないか」
そんな想いから、当時はまだ一般的でなかったブランディング中心の動画広告プラットフォームや、クオリティ重視の動画マガジン事業をスタートしました。

そして、企業の情報活用そのものを社内から変革する必要があると考え、5年前からはAIを活用して、誰でも簡単に質の高い動画を制作・編集できるSaaS事業に集中。
当時は、AIのみならず動画のビジネス活用がまだ一般的ではなく、顕在化していないニーズに対して市場を開拓していくことは、決して簡単なことではありませんでした。

それでも、企業の経営課題に真正面から向き合い、粘り強く提案し、伴走を続けてきた結果、現在では弊社のAIビジネス動画編集クラウド「Video Brain」は累計1,000社にご導入いただき、シェアNo. 1、日経225企業のおよそ4割を含む、さまざまな業界・自治体において、情報インフラの一端を担う存在へと成長しています。

この10年間、道のりは決して平坦ではありませんでした。
ベンチャーとして直面するであろう「Hard Things」も数多く経験しましたし、これからもきっとあるでしょう。
それでも、多くの方々の支えと期待があったからこそ、ここまで続けてくることができました。

これからの10年、そしてその先の未来に向けて──私たちは、まだまだ成し遂げたいことの半分もきてないですし引き続き、社会にとって本当に価値のある情報のかたちを追求し続け、企業の情報基盤としてさらなる貢献を果たしてまいります。

社員一同、一致団結して事業のさらなる拡大に取り組んでまいりますので、今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

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